2018年9月14日金曜日

ミュージカル「シティ・オブ・エンジェルズ」


9月13日、新国立劇場で行われた福田雄一さん演出のミュージカル「シティ・オブ・エンジェルズ」を観劇してきました
山田孝之さん、柿澤勇人さん、渡辺麻友さん、瀬奈じゅんさん、木南晴夏さん、勝矢さん、山田 優さん、佐藤二朗さんら豪華キャストによるミュージカルコメディでした

脚本家を取り巻く映画監督らの世界と、その台本の中の世界が並行してまぜこぜな感じで進み、脚本の手直しが映画の中に影響し、時にはその逆も…という感じの作り
けっこう最近の芸能ネタやら、佐藤二朗さん劇場(?)が唐突にぶっ込まれて大いに笑い、ところどころで自然と拍手がわきあがった

ミュージカルとしても見応えがある、というか各キャストががんばって歌って踊っている様を楽しむ感じでしたね
前半はちょっと眠たくなるところもあったけど、スタインとストーンが交錯する後半からはいっきに盛り返してストーリーとギャグに大満足
どんなシーンでも佐藤二朗さんの演じる人物が出てくるだけで、場のすべてをもっていくのはすごい
そして山田孝之さん、木南晴夏さん、佐藤二朗さんというキャストから想像できるネタが、さらにもうひとり加わって(?)展開された嬉しすぎるサプライズも

クライマックスからラストにかけての映画愛も心に届き、ハリウッドエンディングに盛り上がりました
終演後、キャストのみなさんが客席通路を走り回り、ハイタッチや挨拶に出てきてくれたサービス精神もふくめ、終わりよければすべてよしで満足した作品でした




というところで今回はこれにて
また次回

2018年9月5日水曜日

Ne'yanka 第3回公演「ペストと交霊術」


9月3日、千歳船橋APOC Theaterで行われたNe'yankaさんの公演「ペストと交霊術」を観劇してきました
Ne'yankaさんの舞台は初めてでしたが、絡め取られるような独特な雰囲気が楽しめました
前説から凝っていて、観劇前のちょっと堅苦しく身構えていた気持ちがほぐれます

内容も事前に想像してためんどくさそうな話でもなく、けっこう素直に表現されてる感じで個人的にはすっきり観れた
様々なものがひとつに収束していく気持ちよさとは真逆に、バラバラにちらかる感じがモヤモヤ面白い
よく分からない、理解しづらい作品の流れが、登場人物たちと重なることで理解できない楽しさが味わえました
様々な要素が取り入れられ、妄想か現実かあやふやな感覚というより「そのどっちもイエスだ」という印象




文字や言葉に出力するのは難しいけど、心にはしっかり刻み込まれた、そんなお芝居でした
出演者の皆さんも素敵な方ばかりで、今後も追っていきたい役者さん、そして劇団が増えて嬉しいです
というところで今回はこれにて
また次回


Ne'yanka HP

2018年8月29日水曜日

小さい演劇祭★第3回男芝居フェス(8/26・GHI/交流会&授賞式)


8月26日、八幡山ワーサルシアターで行われた第3回男芝居フェスを観劇してきました
初日の観劇がとても楽しかったので、急きょ直前で予約を入れました
どうせなら授賞式まで付き合いたくなった、というそんな気持ちに素直に行動です

今回はとことん満喫しようと前回はスルーしたかき氷を食べつつ開演を待ちます
この日、観劇したのはGHI組の3団体
詩を詠むってシンプルで面白いけど出オチなんじゃないか、なんて負の印象は見事にふっ飛んで笑いに笑ったG:試験管ベビーさん
男芝居を直球勝負で堅実に一本の短編劇にまとめて見応えがあり、好印象だったH:劇団照れ隠しさん
ソリッド・シチュエーション映画ネタのようで真面目に作り込まれ、カホンのアイディアもうまくはまってたI:KAGEKIYO SPIRAL POPPING-SHOWERさん

短い時間で自分たちを表現しようとギラつく、三者三様、それぞれがそれぞれに本当に、本当に面白かった
残念ながら個人的にABC組を観ることができず、非常にもったいないことをしたと思わざるえない




そんなこんなで終演後、会場は慌ただしく交流会&授賞式にシフト
見たことある顔、そうでもない顔、そんなの関係なくお疲れ様と乾杯させてもらいました
途中で会場で販売されていたビールも買って呑み、いい感じで酔いが回り、前回購入したフェスTシャツに着替えて酔っぱらいになって徘徊しておりました




優秀賞の劇団カツコAさん、お芝居を観られずごめんなさい。でもおめでとうございます




大賞のKAGEKIYO SPIRAL POPPING-SHOWERさん、フェスという括りがなくとも、一本の作品として楽しませてもらいました。おめでとうございます




そして観客賞のあおきおかさん、いかにも今回のフェスを体現したような舞台、観客受けがいいのも納得の受賞ですね。おめでとうございます

賞が取れなくとも、なんて観客目線の無責任っぽい台詞を吐くのもアレだし、今後もがんばってと言うのもちょっと違うかもしれません
だけど、とにもかくにも個人的に皆さんを観劇という形にして今後、できるかぎり応援させてもらいます




というところで今回はこれにて
また次回


小さい演劇祭★第3回男芝居フェス HP