2018年4月25日水曜日

小田尚稔の演劇 「凡人の言い訳」


4月25日、新宿眼科画廊で行われた小田尚稔さん演出・脚本の演劇 「凡人の言い訳」を観劇してきました
この舞台、女性ひとりによるモノローグの作品で、かつ上演日や時間により出演者が変わり、私は山下智代さん出演の回となっておりました

一人芝居は初めてでしたが、あっという間の100分を堪能させていただきました
独特の間と言い回しが面白く、淡々と語るのではない感じが耳にいい感じで刺激になって退屈さを感じさせない
何より舞台の世界観への引き込みが秀逸で、開演早々に主人公と共にあるような話への没入感がありました

話の展開にどういう内容なのか探って身構えていたこともあったけど、最後まで観ると何ともいえない生への活力がわき上がってきた
最初はちょっと難しい文学的な作品と思ってたけど、感性の鈍い自分にも感覚として伝わってくるものがあって楽しめました




当たり前なんでしょうが、まだまだ自分の観たことのない表現をする舞台は星の数ほどあるでしょうし、それを遅い歩みになっても追いかけていきたい、そんな風にも思えた作品でした
というところで今回はこれまで
また次回


小田尚稔の演劇 HP

2018年4月18日水曜日

guizillen 9llen 「楽園 -le paradis-」


4月18日、赤羽の十色庵で行われた劇団guizillenさんの舞台「楽園 -le paradis-」を観劇してきました
こちらの劇団は個人的に初見の方々の舞台で、チラッと見た公演内容からどんなものか未知数で楽しみにしてました

そして、いざ開演するとちょっと意外な方向に話が流れていってとても興味深い内容になってましたね
自分にしては珍しく初日の一発目の観劇なので、あまり深く内容には触れませんが、男たちが少女を演じるトンデモコメディ、そんなガワに潜む核の部分が非常に面白い
表面的な所では笑えるけど、その内側のストーリーにフォーカスすると、一気に作品に飲み込まれる

冒頭のシーンからそれはもう始まっていて、常に奥深いところにあってつきまとう闇がなんともいえない
話の展開もシンプルなようでテーマの移り変わりが観ていて退屈させない
どの選択がいちばん良いのか、もしくはマシなのか、思いの外に心にうったえてくる作品でした




というところで今回はここまで
この舞台、残席は少ないみたいですがまだまだ始まったばかりなので、ちょっとでも興味を持ったなら観劇をおすすめします
そんな感じでまた次回


劇団guizillen HP

2018年4月16日月曜日

青年団リンク キュイ 「きれいごと、なきごと、ねごと、」


4月15日、アトリエ春風舎で行われた青年団リンク・キュイの「きれいごと、なきごと、ねごと、」を観劇してきました
初めての劇団、そして初めての土地、いったいどんな舞台なのか新鮮な気持ちで訪れました
なんというか、こういう慣れない感覚は微妙にこそばゆくていいですね

というワクワク感の中、開演したわけですが...
いきなりの男女逆転、そして固定されない配役に脳が刺激されます
なんとか舞台上の展開を把握しようと頭をフル回転させ、しょうじき気後れする部分もあるにはありました

しかし話が進んでいくうちに、登場人物たちの台詞の向けられたベクトルの面白みにハマり、脳内で響くような言葉の渦を堪能しました
雰囲気や感覚としても堪能しましたが、その内容を咀嚼し、思考を巡らせながら観るのも楽しかった
現実か虚構か、舞台上の芝居か枠の外の芝居か、衝動や衝撃に本能が揺り動かされつつ、理性も忘れさせない魅力がある作品でした




こういうフレッシュな感覚を味わえ、凝り固まった観劇眼を広げてくれる、っていうことが分かったので、今後もちょいちょい新規に足を運ぶ劇団を増やしていきたいですね
というところで今回はこれまで
また次回


青年団リンク キュイ HP

2018年4月11日水曜日

生スパイスvol.4~私たち生まれたまんまの姿よ~


4月8日、新大久保ホボホボで行われた劇団スパイスガーデンさんのトークイベントへ行ってきました
スパイスガーデンさんの舞台以外のイベントに参加するのは初めてだったので、とても楽しみにしてたんですよね
オープニングのトークからお客さんも一体になった仕掛けもあり、楽しいのはもちろん、かなりリラックスして参加するこができました

新メンバーはもちろん、皆さんの芝居を通さない部分の素顔が垣間見え、そういう返しをするのかとじゃっかんイメージが変わった人も
6人になって新しい波が生まれつつも、スパイスガーデンさんとしてけっこうしっくりきていると感じました
なかなかこういった劇団によるトークイベントは参加経験が浅いですが、今後のスパイスガーデンさんの同様な企画はもちろん、他の劇団のそれにも機会があれば参加していきたい、とちょっとハマりつつありますね

メンバーも増え、それぞれのトークを楽しみ、イベント各コーナーに大笑いし、濃密ながらあっという間に過ぎ去った素敵な時を過ごせました
次回の本公演も含め、客演作品も今から大いに期待して待っていたいと思います




というところで今回はこれにて
また次回


劇団スパイスガーデン HP

2018年4月1日日曜日

高橋優全国LIVE TOUR 2017-2018「ROAD MOVIE」パシフィコ横浜


3月30日、パシフィコ横浜で行われた高橋優全国LIVE TOUR 2017-2018「ROAD MOVIE」へ行ってきました
37公演という長いツアー、そのファイナル、もう行かない道理はない




さすがに海が近いだけに肌寒い時間もあったけど、いっきに春めいて桜を堪能したり季節的もちょうどよかったですね




なんてことはおいといて、この公演はわりとスムーズに入場、自分の席までたどりつけてよかった
席じたいもけっこう前方で高橋優さんの表情もバッチリ観察することができました

オープニング曲は「白米の味」でくる、と勝手に読んでたけど「終焉のディープキス」は思ってもいなくて意外でしたね
ツアータイトルが「ROAD MOVIE」だけに、ってのもあるかもしれないですが
で、今回のライブ、これまでの映像演出の進化っぷりもよかったけど、曲とバンドメンバーの方々、そして高橋優さんに集中できたバランスがいい感じでした

おなじみのケータリングネタもあり、「泣ぐ子はいねが」のコール&レスポンスもありで、最後の最後には会場のみんなとの一体感で完全燃焼できて俺のシュウマイもいきりたたざるえなかったです
ここ最近のシングル曲やカップリング曲も多く、やっぱりいっかいライブで曲を聴くとその歌のもつ印象に思い入れがさらに強くなっていいですね




って感じであっという間に、本当にあっという間にライブも終演
拳を上げ、跳ね、声を出し、タオルを振り回してけっこう身体も文字通り熱くなったライブでした




というところで今回はこれにて
また次回



高橋優「ルポルタージュ」MV short ver.